コーヒーを飲みすぎすると「こんな症状」が!何杯までOK?

image

食後やリフレッシュしたい時などに飲みたくなるコーヒー。もちろん美味しいから飲んでいるのですが、もはやルーティン的に飲んでいるまで、日常に溶け込んでいます。だからこそ、つい飲み過ぎてしまうことも。

そこで、コーヒーを飲み過ぎるとあらわれる症状を『コーヒーを飲み過ぎるとどうなる?』という記事からピックアップしてご紹介します。コーヒーを習慣的に飲む人は、要チェックです。

コーヒーの飲み過ぎによる症状は?

  • 気持ち悪くなる
  • 胃の不快感や痛み
  • 胸やけ
  • 頭痛
  • 心拍数の増加
  • 手の震え
  • 集中力の低下
  • 不安感が増してソワソワする
  • イライラする
  • 不眠などの睡眠障害
  • 身体的・精神的に依存してしまう
  • これらの症状のほとんどが、コーヒーに含まれるカフェインの過剰摂取によって引き起こされるものです。

    過剰なカフェイン摂取は、中枢神経・血管・循環器などに影響するため、このような症状が起こると言われています。

    コーヒーを飲み過ぎると病気になるってホント?

    コーヒーを過度に飲み過ぎると、以下の病気リスクが増加する可能性があります。

  • 不眠症
  • 胃酸過多
  • 不安障害
  • 不整脈
  • 高血圧
  • 尿路結石
  • 骨粗鬆症 など
  • しかし、これらのリスクは個人差があり、摂取量や体質によって異なります。

    どれくらいから飲み過ぎと判断できる?

    ブラックコーヒーの場合、1日にコーヒーカップ3杯以上は、飲みすぎと判断できます。

    コーヒーの飲み過ぎの判断基準は3杯

    しかし、カフェインの感受性は、個人差が大きいです。そのため、健康に影響を与える量を正確に定められないので、日本では1日の摂取許容量の設定がなされていません。とはいえ、もちろん上限がないわけではなく1日のカフェイン摂取量は300mg/日(約コーヒーカップ2杯分)に留めるべきとする報告*があるので、この辺を目安にしておくといいでしょう。

    *『日常生活の中におけるカフェイン摂取 -作用機序と安全性評価- 』栗原 久 東京福祉大学・大学院紀要 第6巻 第2号 (Bulletin of Tokyo University and Graduate School of Social Welfare) pp109-125 (2016,3))

    もちろん、コーヒーにはメリットもある!

    コーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールによって、

  • 食欲抑制
  • 脂肪燃焼
  • 動脈硬化予防
  • 抗疲労、抗酸化
  • などの作用が期待できます。適量であればメリットが多いので飲みすぎに注意してコーヒーを楽しみましょう。

    監修者プロフィール

    なかざわ腎泌尿器科クリニック
    院長 中澤 佑介

    なかざわ腎泌尿器科クリニック 院長 中澤 佑介

    金沢医科大学医学部医学科卒業。「患者さんに近い立場で専門的医療を提供したい」という思いで2021年、なかざわ腎泌尿器科クリニックを開設。2023年6月、JR金沢駅前にメンズヘルスクリニック(Gran Clinic)を開院。

    ※本記事はMELOSで公開された記事『コーヒーを飲み過ぎるとどうなる?気持ち悪い時の対処法も[医師監修]』を再編集したものです。