「LED照明」1日8時間つけたら電気代はいくらくらい?白熱電球と比べてみた!

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消費電力が低いため、電気代が安く、かつ寿命が長いため、交換の手間が省けるなどの理由から、「LED照明」が広く使用されています。
実際に、白熱電球からLED電球に変えると、どれくらい電気代が安くなるのでしょうか?
本記事では、LED電球と白熱電球を1日8時間つけた場合の電気代を計算して、金額にどれくらいの差が出るのかを検証してみました。
現在、自宅や職場で白熱電球を使用している方は、ぜひ参考にしてください。

LED電球を8時間つけた場合の電気代は?

まずは、LED電球を8時間つけた場合の電気代を見ていきましょう。
なお電力料金は、全国家庭電気製品公正取引協議会の「電力料金目安単価」を参考に、31円/キロワットアワー(税込み)で計算します。
また電球は、LED・白熱電球ともに、同じメーカーの40形相当の電球で比較します。

【LED電球を8時間つけた場合の電気代】

4.4(ワット)÷1000×8(時間)×31(円)=1.0912円

LED電球を8時間つけた場合の電気代は、1.0912円です。

白熱電球を8時間つけた場合の電気代は?

一方で、白熱電球を8時間つけた場合の電気代は、いくらかかるのでしょうか?

【白熱電球を8時間つけた場合の電気代】

36(ワット)÷1000×8(時間)×31(円)=8.928円
白熱電球を8時間つけた場合の電気代は、8.928円となりました。

二つの電気代の違いはどれくらい?

LED電球と白熱電球の電気代は、8時間つけた場合で比較すると以下のようになります。

【LED電球と白熱電球を8時間つけたときの電気代の違い】

8.928円(白熱電球)-1.0912円(LED電球)=7.8368円
LED電球と白熱電球では、8時間で約8円の差が出ることが分かりました。
仮に毎日8時間、1年間使用し続けたとすると、8(円)×365(日)で、LED電球のほうが、電気代が約2920円安くなる計算です。
LED電球の本体価格は、白熱電球よりも高いですが、圧倒的に長持ちするため、買い換える頻度が少なくなり、お得といえるでしょう。

【白熱電球・LED電球を1日8時間使用した場合の寿命】

●白熱電球(寿命約1000時間)の場合:約4ヶ月
●LED電球(寿命約4万時間)の場合:約14年

LED電球に交換して電気代を節約!

照明は、毎日必ず使用するため、消費電力が少ないLED電球に交換するだけで、電気代が節約できます。
本体価格は、LED電球のほうが白熱電球よりも高いですが、電気代が抑えられるうえに、寿命が長いので、はるかにお得といえます。
白熱電球を使用している場合は、LED電球に切り替えて、電気代を節約しましょう。

出典

公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?

経済産業省 資源エネルギー庁 家庭の省エネ徹底ガイド 春夏秋冬(6ページ)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー