シャツの脇や衿の「黄ばみ」がスッキリ。白さを取り戻す簡単洗濯術

夏はたくさん汗をかく季節。Tシャツやワイシャツなど、着ているうちにだんだんと汗ジミや黄ばみが気になってきた、なんてことはありませんか? ここでは、掃除・洗濯術に詳しいお掃除ブロガーのよしママさんに、服の汗ジミや黄ばみをスッキリ落とす洗濯のコツを教えてもらいました。衣替えをする前にやっておくのもおすすめですよ。

服の汗ジミ・黄ばみを落とすコツ。脇や衿周りもスッキリ

服の衿や脇あたりに汗ジミや黄ばみができてしまった経験はありませんか? 汗をかきやすい夏の時季の汗ジミや黄ばみの原因は、いつもの洗濯だけでは落とし切れていない汚れ。でも、普段の洗濯にちょっとプラスするだけで、簡単に落とすことができるんです。時間がたてばたつほど落としにくくなるので、気になる汗ジミ跡や黄ばみはなるべく早く落としていきましょう。

●汗ジミ、黄ばみの原因

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汗に含まれる皮脂汚れが、衣類の脇や衿周辺の繊維にしみ込みます。

汗は水洗いで落としやすいのですが、皮脂汚れは落としにくく繊維に残りやすいです。時間がたって汚れが蓄積し、酸化して黄色っぽくなって出てくるのが黄ばみです。

そのまま衣替えして、次シーズンには頑固な黄ばみになってしまうと、においも発するようになり、通常の洗濯では落とすことができません。

汚れに合わせた、衣類の汗ジミ・黄ばみの洗濯方法

汚れに合わせた洗濯のコツをご紹介します。

(1)軽い汗ジミ

脱いだ直後の衣類は、皮脂汚れが表面についているので簡単に落とせます。

塗る

部分洗い専用の洗剤を、衿や脇などのシミになりやすい場所に塗っておきます。

すぐに通常通り洗濯すればさっぱり。衿の皮脂汚れが落ち、気持ちよく着られますし、黄ばみ予防にもなります。

また、洗濯用の固形石鹸もアルカリ性なので、強力に皮脂汚れを落としてくれます。ぬるま湯で衣類を濡らし、こすりつけるように石鹸をつけてもみ洗いしたあと、通常と同じように洗濯します。

(2)色柄物の黄ばみ

時間がたって黄ばみになってしまった汗ジミは、酸素系漂白剤を利用すると簡単に落とすことができます。

色柄物は色落ちしやすいので、色落ちしにくい液体の酸素系漂白剤がおすすめ。綿・麻・化学繊維・毛・絹など、様々な衣類に使えます。粉末の漂白剤より効果は優しいですが、もちろん白い服にも使えます。

液体

直接、黄ばみ部分に漂白剤を塗布して、洗濯洗剤を溶かした液に30分以上つけ置きします。生地を傷めたり色落ちしたりする可能性があるので、つけ置きは2時間以内にしてください。その後、つけ置き液ごと通常通りに洗濯します。

つけおき

塗布した部分を中心に黄ばみが落ちるので、つけ忘れがないように衣類全体の黄ばみをチェックしておくのがポイント。

(3)白い服の黄ばみ

時間がたって黄ばみが出てしまった白い衣類は、粉末の酸素系漂白剤が利用できます。

オキシ

まず、ぬるま湯に酸素系漂白剤(今回はオキシクリーン)をしっかり溶かします。そこに衣類を1~6時間つけ置きしたあと、そのつけ置き液ごと通常通りに洗濯します。

漂白前

こちらが漂白前の白い肌着。

漂白後

漂白後は衿周りの黄ばみも落ち、全体的にワントーン明るくなりました!

衣類全体を白くしてくれるので、カーテンやシーツなどの大物にも使えます。さらに、黄ばみだけでなく、においもなくなってサッパリ仕上がるのもうれしい。漂白パワーが強い分、毛や絹など洗濯できない素材もあるので、説明書を読んでから洗濯しましょう。

少し外出するだけで大量に汗をかく今年の猛暑。そのまま衣類をしまってしまうと、来シーズンに出した際、汗ジミや黄ばみが出てしまう可能性が高いです。

今回ご紹介した、(1)のように毎回こまめに汗ジミを落とす洗濯をすると、黄ばみがつきにくくなります。ただ、それでもどうしても落としきれていないことも多いので、(2)(3)のようにつけ置き洗濯すると安心です。

とくに白いシャツは汚れが目立ちやすく、時間がたつと落とすのに時間がかかります。衣替え前までに、つけ置きで汗ジミ対策の洗濯をしておくと黄ばみを予防することができますよ。