観客を笑顔で魅了…イルカランドの新人トレーナー 涙の初舞台に密着! 宮崎県

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串間市のイルカランドの話題です。
ここで人気のイルカショーのトレーナーとして先月、デビューした女性に密着しました。
デビューまでの3年間彼女を支えたのは家族の存在でした。
トレーナーとイルカの息のあったパフォーマンスが人気の志布志湾海の駅イルカランド。
トレーナーとしての舞台デビューを夢見て、ここに就職したのが長内美奈さん23歳です。
3年前、神奈川県からやってきました。
(新人トレーナー 長内 美奈 さん)
「私も先輩みたいになりたいなと思って、かっこ良くできるように」
毎日の餌やりや、体調管理を続けながらイルカとコミュニケーションを深め信頼関係を築きます。
(新人トレーナー 長内 美奈 さん)
「体に傷がついていないかとか、舌の色とか見て白かったりしたら、貧血かなとか疑ったりするので。」
プールの清掃では、酸素ボンベを身に着け冷たい海水の中で約1時間。
休憩無しの作業です。
(イルカランド 佐藤 晃幸 館長)
「寒い掃除だったり、重たいものをもったり。大変な所もあると思うんですけど、何事にも全力で精いっぱい頑張ってくれています。」
年明けから本格的な練習を始めた長内さん。イルカに乗る大技「サーフィン」もできるように!
(新人トレーナー 長内 美奈 さん)
「自分の気持ちがイルカに伝わったと思う時があるので、言葉は通じないですけど、手でのサインとかで一杯頑張ってくれたりとか、本気で頑張ってくれたとか。そこでいっぱい褒めてあげたりして、そういうのが可愛くて、癒しですね。」
長内さんがトレーナーを目指したのは幼稚園の頃。
家族で見に行ったイルカショーがきっかけです。
夢の実現へ潜水士などの資格を取り努力を重ねて来ましたが、コロナの影響で帰省が出来なくなり、ホームシックで夢を諦めかけた事も…。
去年9月、ようやく家族に来てもらい3日間過ごす事ができました。
(新人トレーナー 長内 美奈 さん)
「自分がしんどいのは、あんまり家族に見せないようにしていたんですけど、9月に来た時に初めて自分の気持を全部言って。それでも頑張りなさいとかいう家族じゃないので、大変だねみたいに全部共感してくれて…。最後、帰っちゃう日に   
置手紙をしてくれて母が。大変だろうけど、頑張ってねと短いメッセージですけど」
(母、克恵さんの手紙)
「みな、おかえり。お疲れ様。よくがんばってるよ!本当に。何かあったらいつでも連絡する事!ファイトです。ママ」
(新人トレーナー 長内 美奈 さん)
「夢叶えた姿を…、ずっと応援してくれていたので、私が夢をかなえた姿を見せたいです。」
そして迎えた本番当日。
(新人トレーナー 長内 美奈 さん)
「自分も、イルカたちもお客様も楽しめるショーにしたいです。」
念願のデビューを見届けようと、会場には家族の姿が…。
そしていよいよ夢に見たショーデビューです。
幼稚園の頃、長内さんが憧れたイルカトレーナーと同じ様に笑顔で観客を魅了し、初舞台は大成功に終わりました。
(母、克恵さん)
「よく頑張りました。とっても感動した。ありがとう。夢は本当にかなうんだなっていうのが、すごく感動しました。自慢の娘です。」
(新人トレーナー 長内 美奈 さん)
「誰かに憧れられるトレーナーになれるように頑張ります。」
家族の絆で夢を実現させた長内さん。
イルカランドの仲間たちもこれからの活躍にエールを送ります。