都城市立中学校の1200万円以上の使途不明金問題 逮捕されたPTA雇用職員の女「なぜ逮捕されるかわかりません」と容疑否認

2月10日に宮崎県都城市の中学校で1200万円以上の使途不明金が発覚した問題で、警察は、この学校のPTAが雇用する職員の女をおよそ400万円をだまし取った詐欺の疑いなどで逮捕しました。
女は「なぜ逮捕されるかわかりません」と容疑を否認しています。
有印私文書偽造や詐欺などの疑いで逮捕されたのは、都城市立小松原中学校のPTA雇用職員、吉川 歩准理 容疑者(28歳)です。

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警察の調べによりますと、吉川容疑者は、1月24日、金融機関の窓口で、学校分収林の基金を管理する通帳などを提示。現金を引き出すなどして、およそ400万円をだまし取った詐欺などの疑いが持たれています。

吉川容疑者が使用した通帳と印鑑は、校長室の金庫に保管されていたもので、それを許可なく持ち出し使ったとみられています。

警察の調べに対して、吉川容疑者は「なぜ私が逮捕されるかわかりません」と容疑を否認しています。
この問題は、小松原中学校で、1月、あわせて7通の通帳の紛失と1200万円以上の使途不明金が発覚したもので、都城市教育委員会が、2月10日公表するとともに、警察に相談していました。

学校の職員が逮捕されたことについて、都城市教育総務課の清水かな子課長は「大変遺憾。全容解明に向けて警察の捜査に協力していきたい」とコメントしています。