2,400食に込めた「食」の戦略
この合宿は、ワールドカップ第5戦の開催地で実施され、短距離・中長距離合わせて17名の選手と15名のスタッフ、総勢32名を対象に、25日間でなんと延べ2,400食が提供されました。Mlemon LLCは、この大規模な食事提供を、単なるサポートではなく「競技戦略の一部」として位置づけ、「Performance Nutrition」という独自の思想で取り組みました。
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https://academia.mitomari.com/
科学スタッフが現場で食事を「内製化」!
今回の取り組みで注目すべきは、科学事業スタッフが調理提供要員として合宿に帯同し、食材の仕入れから調理、提供までを一貫して行う「内製型強化モデル」を初めて構築した点です。これにより、栄養設計だけでなく、現地での食材調達、徹底した衛生管理、調理工程の管理、さらには提供温度や火入れ、色合いといった最終的な設計まで、全てを現場で完結させることが可能になりました。
トレーニング強度や選手のコンディション変化を日々把握し、その日の身体状態に合わせてメニューを即座に調整する「可変型運用」が実施されたとのこと。大会期間中の補食対応も含め、監督を中心としたスタッフ間の密な連携により、「食」が競技戦略の重要な要素として機能する体制が実現しました。

仕入れから始まるコンディショニング
Mlemon LLCは、選手のコンディショニングは食材の「仕入れ」から始まると考えています。ドイツ現地での品質を見極めた食材選定はもちろん、日本から持ち込んだ乾物で化学調味料を使わない出汁作りを行うなど、細部にまでこだわりが光ります。
血液栄養学に基づく身体理解を基盤とした栄養設計や、提供温度、火入れ、色彩まで含めた総合的な設計、そして選手が安心して食べられる心理的安心感の設計も重視されました。さらに、現地滞在先の厨房環境や提供環境の整備にも力を入れたそうです。身体の変化と対話しながらメニューを組み立てる、固定概念にとらわれない動的なPerformance Nutritionが現場で実践されました。


現場の声:監督も「食事が競技力に直結」と実感
合宿の監督からは、「高強度トレーニングと試合環境の中でコンディションを安定させることが重要でした。現場で即時に対応できる食の体制は、選手にとって大きな安心材料でした。特に、日本から持ち込んだ乾物で丁寧に引いた出汁を現地で味わい、“一番を知ってしまった”と感じました。食事がここまで競技力に直結する要素であることを改めて実感しました」というコメントが寄せられています。
Mlemon LLCの代表である三戸真理子氏も、「食事を単なるサポートではなく、世界で戦うための強化要素として実装することに挑戦しました。スピードスケートという競技特性を理解し、科学スタッフと準備段階から連携。仕入れから提供までを一貫して担い、身体の変化に応じて即時に対応できる体制を整えました。食事は管理のためのものではなく、挑戦のエネルギーを生み出すもの。この取り組みを一過性のものにせず、協会の皆様と連携しながら、世界基準の食の強化体制へと発展させていきます」と語っています。

Performance Nutritionとは?
Mlemon LLCが実践するPerformance Nutritionは、アスリートの身体状態、心理状態、トレーニング負荷、環境変化に応じて、食事を動的に適応させ続ける栄養管理と定義されています。血液栄養学を含むアスリートの身体理解をベースに、コンディションの微細な変化を読み取り、食材選定、調理工程、提供温度、味覚設計までを統合的に構築。
世界で戦うアスリートには、単なる栄養補給だけでなく、環境変化の中でも「いつものパフォーマンス」を発揮できる状態を維持することが求められます。Mlemon LLCは「食事とともに世界を戦う」その実装に挑戦し続けています。
今後の展望
この取り組みを単発で終わらせることなく、協会と連携しながら、再現性と持続性を兼ね備えた世界基準の強化体制へと発展させていくとのこと。Mlemon LLCは、世界のスポーツ現場において「食事とともに世界と戦う」体制の実装を進め、競技団体と共に新たな強化基盤を構築していく方針です。
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