Job総研が『第4回 Job川柳』を発表!令和の社会人が詠んだ本音と未来への期待

Job総研が『第4回 Job川柳』を発表!令和の社会人が詠んだ本音と未来への期待

調査の概要

今回の『第4回 Job川柳』は、転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する調査機関Job総研が実施しました。

  • 応募対象者: 現在職を持つJobQ Town(ジョブキュータウン)登録者

  • 応募条件: 全国/男女/20~50代

  • 応募期間: 2025年12月22日〜12月24日

  • 有効作品数: 209作品

2025年の葛藤と2026年への期待

今回のJob川柳では、「2025年の葛藤と2026年への期待」をテーマに作品を募集しました。応募作品には、物価高と賃金の嘆き、出社回帰による働き方の変化、AI活用への戸惑いなど、社会人が直面したリアルな感情が色濃く反映されています。

特に「物価・投資・老後資金・税金」といった経済にまつわる句と、「AI・政治・働き方・上司部下のコミュニケーション」といった社会にまつわる句が多く集まったため、今年も「経済」と「社会」の2部門に分けて選出が行われました。

審査基準は、これまでのJob川柳と同様に「時事性・社会性・共感度・ユーモア」の観点から、各部門の金賞・銀賞・銅賞、そして総合の最優秀大賞1作品が決定されました。

受賞作品以外の川柳も以下のリンクから見ることができますよ。

2025年の満足度はどうだった?

2025年の満足度について209人に聞いたところ、「満足派」が68.5%と過半数を占める結果となりました。年代別に見ると、20代の「満足派」が73.0%で最も高かったです。

2025年の満足度

2026年に注目する分野は?

2026年に注目する分野としては、「経済分野」が49.3%で最も多く、「政治分野」が35.9%、「社会分野」が32.1%と続きました。

仕事や職場関連で気になる項目については、「賃上げ・ボーナス」が45.9%で最多。「AIの進化」が36.4%、「休暇関連(週休3日・育休等)」が30.1%という結果になっています。

2026年の注目分野

最優秀賞は「物価より 心が上がる 春よ来い」

『第4回 Job川柳』の最優秀賞には、30代女性の作品「物価より 心が上がる 春よ来い」が選ばれました。

最優秀賞

2025年は物価高が続き、賃上げや補助政策が注目される一方で、生活の豊かさを実感しにくい年でした。この川柳は、数値では測れない「心の景気」に焦点を当て、豊かさへの強い願いを表現しています。2026年こそは心を躍らせたいという、全世代共通の切実な願いが「春」という言葉に込められ、苦しい状況でも未来に期待する明るい句として選ばれました。

経済部門の受賞作品

2025年も物価高の勢いは止まらず、社会人の生活に大きな影響を与え続けました。経済部門では、物価や投資にまつわる社会情勢を反映した作品が選ばれています。

経済部門受賞作品

  • 金賞「手取り減 上がるは株価と 物価のみ」(30代・男性)

    • 株価が値上がりする一方で、社会保険料の負担増や実質賃金の伸び悩みにより、手取り額が上がらないという2025年の社会人の気持ちを代弁する作品です。
  • 銀賞「へそくりは 昔引き出し 今投資」(30代・女性)

    • インフレ環境の中で新NISAなどの資産形成への関心が高まった世相を表現しています。「貯める」から「育てる」へと価値観が変化する現代のお金との向き合い方を、「へそくり」という言葉で世代を超えて伝えています。
  • 銅賞「物価高 オレの血圧 急上昇」(50代・男性)

    • 物価高という社会課題を、健康という個人的なテーマと重ね合わせ、深刻な状況をユーモラスに表現した一句です。2025年は健康経営やウェルビーイングが注目され、仕事と心身の関係が再評価された年でもありました。

社会部門の受賞作品

2025年はAIの進化が著しく、出社回帰が進むなど、働き方や職場環境にも変化がありました。女性初の総理大臣が誕生するなど、今後の日本に新たな変化がもたらされる予兆も見えています。社会部門では、AIや働き方にまつわる作品が選ばれました。

社会部門受賞作品

  • 金賞「AIの 脅威を相談 AIに」(40代・男性)

    • AIが単なる流行から業務に不可欠なツールへと移行し、仕事を奪う不安と、仕事を支える期待が同時に広がったことを表す句です。その不安を、皮肉にもAI自身に相談しているという矛盾を突いています。
  • 銀賞「はたらいて 獲得するぞ 高い地位」(20代・女性)

    • 女性初の総理誕生という象徴的な出来事を背景に、自身の仕事への意欲を重ね合わせ、「高い地位」を目指す個人の決意と時代の転換点を結びつけた句です。
  • 銅賞「リモートが 出社に変わり スーツ買う」(20代・男性)

    • 数年ぶりの本格的な出社に伴う戸惑いとコストを、実体験に基づいた哀愁と共に伝えています。出社回帰が進んだ2025年と、2026年のオフィスの風景を予感させる一句です。

社会人の本音コメントも!

2026年に向けた社会人の前向きなコメントもたくさん集まりました。

  • 社内公募に応募し、積極的に周りの部署のことも知り、キャリアプランを整理したい

  • 男性ですが、男性上司に1年間育休を取りたいと言ったら驚かれました。しっかり話して育休を勝ち取りたいです!

  • AIの発達で仕事がなくならないよう、来年はAIをより使いこなして顧客により短期でバリューを出したい

  • 2026年は、ただ忙しくはたらくのではなく、自分の強みや専門性が明確になる仕事の仕方をしたい

  • 2025年は「育児と仕事の両立」を頑張りました。2026年は一歩進めて「家事育児と昇進の両立」を図りたいです!

  • 思い切って転職しましたが完全にミスマッチでした。2026年は自分の能力を伸ばしたい

  • 後輩も入ってくるため、自分が新卒として教わったことを丁寧に教えてあげられるようになりたい

  • 2025年は仕事に追われて成長が見えにくい一年でした。2026年は忙しさの中でも「学び」を大事にしたいです!

まとめ

今回の『第4回 Job川柳』の受賞作品からは、2025年の社会情勢を背景に、物価高や実質賃金への不安、資産形成への意識変化、AIの急速な普及、働き方の再調整など、社会人を取り巻く現実が反映されていることが分かりました。厳しさの中にも「心の豊かさ」や「前向きなキャリア意識」、「社会の変化を自分ごととして捉える姿勢」といった、2026年への希望や期待が読み取れる作品が選ばれています。

Job総研では、これからも「はたらく」にまつわる様々な変化に付随する調査を行い、社会人のリアルな現場感を発信していくとのことです。

過去のJob川柳はこちらから!

コメント