関ケ原合戦が転機 都城島津家誕生の「秘話」を紹介 国重文の甲冑も

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関ケ原合戦図(中央)=2023年3月31日午後2時6分、宮崎県都城市早鈴町、中島健撮影

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宮崎県都城市の都城島津伝承館で、都城島津家の誕生につながる関ケ原合戦に関連する書状や絵図など、約70点を展示する史料展「関ケ原合戦での島津氏と北郷(ほんごう)氏」が開かれている。16日までの前期では、朝鮮から琉球に送られた「朝鮮国書」と室町時代の甲冑(かっちゅう)の国指定重要文化財2点も展示されている。

 都城島津家の前身、北郷家は、本家の島津義弘らとともに、東軍に参加するはずだった関ケ原合戦にアクシデントの結果、西軍で参加した。

 展示では、義弘と北郷家のつながりや、関ケ原合戦の前、庄内の乱をきっかけに徳川家康と接近することになった経緯を説明。武将の陣地を記した関ケ原合戦図や、家康を家臣が囲む徳川二十将図などで、島津家と北郷家が置かれた立場の変遷を紹介している。

 関ケ原合戦後、所領を維持した島津家は藩の統制を強め、北郷家は命令により島津へ改姓する。展示では、本家からの指示を記す書状の写しも並ぶ。学芸員の松田佳奈さんは「関ケ原合戦が、都城島津家にも大きな影響を与えたことを紹介しています」。

 前期は16日まで。展示替えを挟んで後期は22日から5月21日まで。月曜休館。問い合わせは都城島津邸(0986・23・2116)へ。(中島健)