「ロシアは脅威」認識強く、米中など6カ国調査 韓国、日本の好感度過去最高

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「スターリングラード攻防戦」の勝利記念行事で演説するロシアのプーチン大統領=2日、ロシア南部ボルゴグラード(AP)

公益財団法人「新聞通信調査会」(西沢豊理事長)は18日、米国と英国、フランス、中国、韓国、タイの6カ国で各約千人を対象に行った世論調査の結果を公表した。世界平和の脅威になっている国を聞く質問では中国を除く5カ国で「ロシア」が最多。日本への好感度では、韓国が過去最高の数字となった。

調査は2015年から毎年、各国の対日意識などを探る目的で実施。今回は昨年11~12月、現地の調査会社を通じ、電話や面接形式で行った。

世界平和の最大の脅威になっている国を「ロシア」と答えた人は英国で62・4%、米仏で50%超、タイで48・5%、韓国で31・5%でそれぞれトップ。中国でも米国(66・8%)に次ぐ2位となり、ウクライナ侵略の影響の大きさを感じさせる結果となった。

ウクライナ情勢については、「関心がある」と答えた人が米英仏韓で80%を超えた一方、中国とタイは60%台だった。日本が東アジアの平和と安定に「貢献している」との回答は、米国で81・4%と6カ国最高だったのに対し、中韓では30%台にとどまった。

日本の好感度についても質問。「好感が持てる」が最多だったのはタイの94・7%で、中国の25・5%が最低だった。韓国は前年比8・7ポイント増の39・9%で過去最高を記録した。担当者は「政権交代で日韓関係修復の兆しがあることなどが背景にある」とみる。

また、日本に関する報道に「関心がある」とした人は韓国が74・4%で最高、英国が37・2%で最も低かった。日本関連の報道でメディアに期待するテーマでは、全6カ国で「科学技術」が1位となった。

新聞の信頼度(100点満点)は中国が73・8点で最も高く、英国が47・9点で最低だった。(桑村朋)