寺島実郎氏が指摘「アベノミクスにオモチャにされた日銀」

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日銀の黒田東彦総裁(ロイター)

 評論家の寺島実郎氏が22日に「サンデーモーニング」(TBS)に出演し、日銀の黒田東彦総裁の金融政策について私見を述べた。

 番組では日銀が金融決定会合を開き、現在の大規模金融緩和の維持を決定したことを取り上げた。

 全国の消費者物価指数は2021年12月と比べて政府・日銀が目標とする2%を大きく超える4%となったが安定した賃金の上昇は実現していない。黒田総裁は4月8日に総裁としての任期を迎え、異次元の金融緩和からの脱却という課題は後任に総裁に引き継がれることになると報じた。

 寺島氏は「事の本質は何かってことなんですけど。結局アベノミクスにオモチャにされた日銀。あまりにも政治化された黒田日銀の行きついたところだと思うんです。メンツと意固地になってる感じありますけど明らかに国民経済を棄損して去ろうとしてる」と指摘した。

 異次元金融緩和と財政出動について「財政出動の赤字を日銀に赤字国債丸投げにしてですね、日本は景気を浮上させようという方向で走ってきた。円安と株高が一時期快適だった。それをみんながエンジョイした。日銀の役割がどんどん不思議な方向に行っちゃって株価支えるETF買いといって実力以上に日本経済を膨らませて見せようという方向に行った事に対する我々を含めての反省がないとこの問題を切り替えていけないと思いますね」と私見を述べた。